「ウソつき!」
ぱしんっと、乾いた音が響いた。
殴られた頬は痛かった。
けれどそれ以上に、殴った彼女の手が、痛んでいることを知っている。
「無茶しないって、言ったじゃないですか……!」
声が震えている。
「すっごく、心配したんです……!」
ぽろぽろと、大きな瞳から涙が溢れる。
そんな顔をでさえ、ああ可愛いなと思ってしまう。
「……そんな約束、した覚えねぇよ」
オレは間違いなく、大バカ野郎だ。
「B−伝説!バトルビーダマン」 炎呪×リエナ
炎呪さんはリエナにベタ惚れだといいと思う。